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【笑顔泥棒~ガールズフォト講座】伝統文化を再確認
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引きで撮ると小さすぎて、柄がよく分かりませんので、ダイナミックにグラスに寄り、カットされた柄をよく見てもらいたいという思いで撮影しました=2015年2月17日(須藤夕子さん撮影) 江戸切子の工房へ撮影に行ってきました。ガラスをダイヤモンドの刃で削るという単純な作業ですが、とても人間が作り上げたようには見えないほど正確で繊細です。目で見るよりもカメラのレンズを通してみると、その繊細さがよりよくわかり、職人の思いが伝わってきます。自宅の奥に眠っている江戸切子を出して撮影し、日本の伝統文化の素晴らしさを再確認してみるのはいかがでしょうか?
江戸切子の柄には、菊花、ササの葉、亀甲、魚子など、見れば「なるほど」と思う柄の名が付けられています。その柄をより引き立てるような角度を選び、グラスや透明なものは逆光で撮る方がよいでしょう。これは小さなおちょこで「麻の葉」という柄です。引きで撮ると小さすぎて、柄がよく分かりませんので、ダイナミックにグラスに寄り、カットされた柄をよく見てもらいたいという思いで撮影しました。
・カメラは全てCanon EOS-1D X
・絞り 2.8
・シャッタースピード 1/50
・ISO 800
・WB AWB
紅色のグラスを前にボカし、瑠璃色のグラスを強調させるように撮りました。ガラス製品を撮る場合、下もガラスにすると相性が良いでしょう。こちらは、乳白色のガラスの上に置いて、背景はシンプルに白としています。まるで浮き上がっているかのように撮ることができますね。
・絞り 4.5
・シャッタースピード 1/80
・ISO 800
・WB AWB
光をあてることによって下にできた写り込みを見逃してはいけません。この場合、写り込みよりもグラスの方にピントが合いやすくなるので、最初に下にピントを合わせてから画角を作るようにしましょう。または三脚を使用して、マニュアル設定でピントを合わせたい場所に自分で合わせるやり方がベストです。
・絞り 2.8
・シャッタースピード 1/500
・ISO 800
・WB AWB
3つのグラスを近づけておいて、上からのぞき込むように撮りました。グラスのふちよりも内側の柄にピントを合わせることで幻想的なイメージを出し、職人たちが絶えず伝え続けてきた思いが伝わるように撮ろうと心がけました。
・絞り 2.8
・シャッタースピード 1/50
・ISO 800
・WB AWB
縦に長いものは、ほとんどの場合、縦に撮る方が収まりの良い構図になります。紅を手前に持ってきて、後ろのグラスと重ねて撮影しました。背景までピントを合わせたい場合は絞り(F値)の数字を大きくすると奥まで合うでしょう。
・絞り 2.8
・シャッタースピード 1/400
・ISO 800
・WB AWB
カットされた部分は本来、美しく手磨きされていて透明ですが、オレンジ色のライトがグラスを照らして黄金色に輝いていたので、金色に近いように設定しました。ホワイトバランスはオートよりも曇りや日陰にする方が黄金色になるので、曇りに設定しました。
・絞り 2.8
・シャッタースピード 1/200
・ISO 800
・WB AWB
■「江戸切子の店 華硝」 3代目になる熊倉隆行さんと職人さんたちを笑顔泥棒しました。お店では、ワークショップを定期的に開催、江戸切子作り体験をしてみませんか? 詳しくはホームページをwww.edokiriko.co.jp 東京都江東区亀戸3の49の21 (電)03・3682・2321
「愛は行動なのよ。言葉だけではだめなの。言葉だけですんだことなど一度だってなかったわ。私たちには生まれたときから愛する力が備わっている。それでも筋肉と同じで、その力は鍛えなければ衰えていってしまうの…」
<日時>3月29日(日)まで。<場所>リコーイメージングスクエア銀座 ギャラリーA.W.P。東京都中央区銀座5の7の2 三愛ドリームセンター8F。<開館時間>11:00~19:00(最終日16:00まで)。<定休日>火曜日。<入場料金>510円
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