ニュースカテゴリ:EX CONTENTS
トレンド
【笑顔泥棒~ガールズフォト講座】きれいなピントの合わせかた
更新
一人で撮る場合、傘や自撮り棒に鶴を吊るすと簡単に撮ることができるでしょう=2015年2月27日、京都市東山区(須藤夕子さん撮影) 丸かったり、透明や薄い色だったり、動いている被写体や、背景と色が同じ被写体はピントが合いにくいです。オートフォーカスで撮る? マニュアルフォーカスで撮る? 露出決定や背景の選び方について、古都京都で撮影した写真を使って解説します。
こちらは、清水の舞台から見下ろした場所を背景に撮りました。和紙の老舗「柿本」さんで、京風な柄の和紙を使って鶴を折り、糸で吊るして撮影しました。吊るしているので当然揺れています。シャッタースピード優先で早い動きでも止まるよう数字を大きくすると良いでしょう。景色だけを撮るよりも「自分らしい表現」を加えることで、思い入れのある作品ができあがり、プリントして飾っておきたくなりますね。一人で撮る場合、傘や自撮り棒に鶴を吊るすと簡単に撮ることができるでしょう。
・カメラは全て Canon EOS-1D X
・絞り F4
・シャッタースピード 1/250
・ISO 400
・WB 太陽
室内に飾られていたお花を撮りました。レンズは100ミリマクロレンズです。白い花を主役とする場合、後ろのライトのボケを重ねてしまうと白が浮き立たず、ピントも合いにくくなります。なるべく暗い色の場所を探して撮影すると引き締まった写真になるでしょう。
・絞り F1.4
・シャッタースピード 1/250
・ISO 400
・WB 太陽
モデルでありヨガのインストラクターの野沢和香さんのヨガレッスンをウェスティン都ホテル京都で受けてきました。終了後に撮った先生のポートレートです。
この日はあいにくの雨模様で窓からの光が弱かったのですが、実は晴天の日よりも雲のある天気の方が女性を撮るには、最適と言えるでしょう。晴天の日は鼻やまつ毛など強い陰が出てしまいますが、雲が柔らかい光を作ってくれるので、このように窓側に立たせると柔らかい陰影が付き、肌の美しさなどが際立ちます。
・絞り F4
・シャッタースピード 1/60
・ISO 800
・WB AWB
葵殿の天井に京都の三大祭りのステンドグラスがあり、趣のある大広間でのヨガレッスンでした。ここからの眺望を背景にヨガのポーズをした先生を撮りました。ピント合わせの位置となる「測距点」を中央にしている場合、漠然とシャッターボタンを押すと、背景の景色にピントが合ってしまうことが多々あります。
被写体にピントを合わせてから半押し状態で構図を作るような癖を付けましょう。マニュアルフォーカスの場合は構図を作ってからピント合わせしましょう。
・絞り F4
・シャッタースピード 1/60
・ISO 800
・WB AWB
部屋に入ると「おもてなし」が置いてあることに気がつきました。小さな鶴の折り紙と京都のお菓子です。部屋を背景に撮るならば、後ろのベッドの明かりをつけると暖かみを演出できます。物撮りの場合、ほとんどの写真は後ろが明るい方が印象は良くなります。鶴だけにピントを浅めに合わせる場合、少しでも動くとブレるので、自分が壁に張り付くなどしっかりと固定した状態で撮ると良いでしょう。
・絞り F1.6
・シャッタースピード 1/100
・ISO 400
・WB AWB
オートフォーカスで撮る場合、被写体が丸いモノや透明のガラスはピントが合いにくいので注意が必要です。このような場合はマニュアルフォーカスでのピント合わせがベターです。像を自分で合わせる瞬間に魂を吹き込ませるような気持ちで撮ると写真がいきいきするでしょう。ウェスティン都ホテル京都では「ウェスティン・ウェルビーイング・ムーブメント」を展開しており、旅先でもヘルシーに過ごしたいという方におすすめです。栄養士が監修した健康的な食事を取る事ができ、ランニングウエア、シューズなどの貸し出しもあります。
・絞り F1.6
・シャッタースピード 1/80
・ISO 400
・WB AWB
昭和の名建築家、村野藤吾が設計した数寄屋風別館があり、佳水園庭園「白砂の中庭」という絶景ポイントがあります。芝の部分はトックリの形をしています。宿泊客でなくとも、この庭を見ることが可能です。
<公式サイト>sudoyuko.com <フェースブック>yuko.sudo1
構図が良く、菜の花ロードにかかる赤い豊泉橋を入れて前ボケ、後ろボケと主役(桜)を引き立たせています。桜の花びらをピンク色に写すことは難しいのですが、カメラの色温度やホワイトバランスを上手に調整されていますね。(今回の読者:神奈川県横浜市旭区 加藤一憲さん)
カメラ女子の力作を募集します(男性もOK)。テーマは自由です。Facebookの「笑顔泥棒写真倶楽部」では無料で写真添削をしています。投稿写真の中で良い作品は、こちらの読者コーナーで発表されます!
投稿写真はメールでも受け付けます。作品名▽氏名(希望者はハンドルネーム)▽住所▽電話番号▽職業▽使用カメラ機種▽撮影場所▽撮影日-を記載。ex-camera@sankei.co.jp