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【プロ野球】「選手・谷繁」 4安打+27年連続本塁打

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【プロ野球】「選手・谷繁」 4安打+27年連続本塁打

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四回、3点本塁打を放った谷繁元信(たにしげ・もとのぶ)選手兼任監督(中央)=2015年5月4日、兵庫県西宮市・甲子園球場(岡田亮二撮影)  プロ野球は4日、デーゲーム3試合、ナイター3試合が各地で行われ、中日は16安打9得点で連敗を2で止め、勝率5割復帰し、9-2で阪神を下した。メッセンジャーが4回6失点の乱調で、打線も元気がなかった阪神は3連敗。

 谷繁元信(たにしげ・もとのぶ)兼任監督が1号3ランを含む4安打の活躍を見せ、先発大野は7回2安打1失点で3勝目。

 3カード連続の負け越しで借金1。苦境に立たされた中日を「選手・谷繁」が救った。自らのプロ野球記録を更新する27年連続本塁打の3ランを放つなど、5年ぶりの4安打と大暴れ。「もうちょっとでヒットの打ち方も忘れるところだった。必死で食らい付いた」とおどけてみせた。

 三回の第1打席、今季初安打を放った。3-0の四回1死二、三塁では、フルカウントから真ん中に入ったカーブを振り抜くと、打球は吸い込まれるように左翼ポール際へ。「周りから(記録更新を)ずっと言われていたのでね」と、ほっとした様子でゆっくりとダイヤモンドを1周した。

 監督業に軸足を移しつつある今季、先発出場はこの日が2試合目。選手として目立った活躍はできておらず、2日のDeNA戦ではプロ人生初の退場処分も受けた。

 鬱憤を晴らすような打棒に加え、リード面でも制球が安定しない大野を引っ張った。「戦力として一年間、必要とされる選手でありたい」。キャンプから言い続けたことを見事に体現した。(SANKEI EXPRESS

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