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【プロ野球】3回5失点 ロッテ・田中、黒星デビュー

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【プロ野球】3回5失点 ロッテ・田中、黒星デビュー

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3回5失点で負け投手となり、ほろ苦いデビューとなったロッテ先発の田中英祐(えいすけ)投手=2015年4月29日、千葉県千葉市美浜区のQVCマリンフィールド(北野浩之撮影)  京大出身初のプロ野球選手となったロッテの新人、田中英祐(えいすけ)投手(23)が29日、千葉市の本拠地QVCマリンフィールドで行われた西武戦に先発してプロ初登板したが、3回6安打5失点と振るわず負け投手となった。試合は0-7で敗れた。

 プロの洗礼

 田中は兵庫・白陵高から京大工学部に進学。大学で急成長して関西学生野球リーグで京大史上最多の通算8勝を挙げ、ドラフト2位で指名された。2軍で好投を重ねてデビューの機会をつかんだが、この日は一回にいきなり連続四球を与えて4点を失うなど制球に苦しんだ。

 本来の力を発揮できないまま、1軍初登板は終わった。

 田中は三回までに5点を失って降板し「せっかくチャンスをいただいたのに、自分の投球をできずチームに迷惑を掛けて申し訳ない」と頭を下げた。

 「ボールを置きにいってしまった。腕を振れなかった」と言う一回は1番秋山から連続四球を与えた。緊張からストライクを取るのにも苦労し、3番浅村、4番中村に連続適時打を浴び、1死後は森に2点二塁打された。一挙4点を失って主導権を手放し「なかなか自分のペースで投げられなかった」と首を振った。

 当面は救援起用か

 先発投手として育てる方針は変わらないが、1軍での経験不足も否めない。伊東監督は「しばらくベンチに入れて状況を見て投げさせる」と当面の救援起用を示唆した。その上で「きょうで終わりじゃない。できなかったことをどう生かすか」と成長に期待を込めた。

 失意のマウンドとなったが、田中は「きょうの失敗を笑って思い返せるような投球をできるようにしたい」と上を向いた。その言葉が現実のものとなった時、チームに貢献できる戦力になっているはずだ。(SANKEI EXPRESS

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