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【プロ野球】主力が打線牽引 広島、5連勝で最下位脱出

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【プロ野球】主力が打線牽引 広島、5連勝で最下位脱出

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九回、満塁本塁打を放つ広島・鈴木誠也(右)=2015年5月9日、兵庫県西宮市・甲子園球場(白鳥恵撮影)  プロ野球は9日、各地で6試合が行われ、広島が16安打を放ち、10-0で阪神を下して5連勝し、最下位を脱出した。三回に丸の適時打で先制すると、新井が1号2ランを含む4打点の活躍。九回は鈴木誠が満塁本塁打。ジョンソンが7回無失点で4勝目をあげた。

 阪神は投打に振るわず最下位転落となった。

 苦しんだ4月のような低迷期はもう脱したと言えるだろう。10点を奪った広島が今季最長の5連勝で5位に浮上。同率を含めた最下位からの脱出は3月31日以来だ。「1、2、3、4番の働きに尽きる。攻撃は問題ない」と、緒方監督の言葉も自然と熱がこもった。

 先制、中押し、ダメ押しと上位打線が機能した。三回は1番の田中が三塁打で出塁し、3番の丸が先制打。五回は4番の新井の1号2ランでリードを広げ、七回も新井が2点中前打を放った。

 3安打の田中が3得点とリードオフマンの役割を果たし、2番の菊池は2犠打と四球でつなぎ役をこなす。4月17日から4番に座り続けるベテランも勝負強さは健在だ。

 主力が打線を引っ張れば、若手も伸び伸びとバットを振れる。九回に自身初の満塁本塁打を左中間に運んだ20歳の鈴木誠は「新井さんとか年上の方がチャンスで打ってくれるので、楽な気持ちで打席に入れている」と好循環を口にする。チームは4試合連続の2桁安打。こいのぼりの季節は過ぎたが、コイの勢いは止まらない。(SANKEI EXPRESS

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