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【男子テニス】バブリンカ、全仏初V「30歳の今が全盛期」
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男子シングルス決勝、サーブを放つスタン・バブリンカ=2015年6月7日、フランス・首都パリ(共同) テニスの全仏オープン最終日は7日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス決勝で第8シードのスタン・バブリンカ(スイス)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を4-6、6-4、6-3、6-4で破り、初優勝した。
30歳のバブリンカは2014年の全豪オープンに続く四大大会2勝目で、優勝賞金180万ユーロ(約2億5000万円)を獲得した。スイス勢では09年のロジャー・フェデラー以来2人目の全仏制覇となった。
バブリンカがパワフルなショットを武器に世界ランキング1位のジョコビッチを打ち破った。
第2セット、5-4の第10ゲームはバックで鮮やかにパッシングショットを決めた。続くポイントはフォアを豪快に打ち込んでブレークにつなげ、1セットオールに持ち込んだ。第3セットは3-2で迎えた第6ゲームでフォアとバックのストレートを連発。再びブレークしてこのセットを奪い、勝利につなげた。
昨年の全豪オープンを28歳で制した。今年の全豪は連覇への重圧に「精神的に参ってしまい、バッテリー切れの状態だった」と準決勝で敗退。今回は「うまくプレッシャーと付き合えている」と経験を糧に勝ち進んだ。
ジュニア時代からクレーを得意とし、2003年に全仏ジュニアで優勝した。7番コートで行われたという当時の初戦は「今でも鮮明に覚えている」と懐かしむ。その思い出の場所の隣にあるセンターコートで「30歳の今が全盛期」と確かな自信を胸に輝きを放った。(共同/SANKEI EXPRESS)