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【女子テニス】ムグルサ4強 スペイン女子18年ぶり「誇り」
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女子シングルスで4強入りしたガルビネ・ムグルサ=2015年7月7日、英国・ウィンブルドン(共同) テニスのウィンブルドン選手権第8日は7日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、女子シングルス準々決勝で第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)がビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に3-6、6-2、6-3で勝ち、3年ぶりのベスト4に進出した。
第4シードのマリア・シャラポワ(ロシア)はココ・バンダウェイ(米国)に競り勝ち、4年ぶりの4強入り。2012年準優勝のアグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)はマディソン・キーズ(米国)を破り、21歳のガルビネ・ムグルサ(スペイン)とともに準決勝に進んだ。準決勝の組み合わせはS・ウィリアムズ-シャラポワ、ムグルサ-ラドワンスカ。
パワー全開の真っ向勝負で、強打が威力を発揮した。21歳のムグルサがスペイン女子として1997年のアランチャ・サンチェス以来、18年ぶりの4強入りを決めた。「当時は3歳で記憶もないけど、本当に誇りに思う」と晴れやかな笑みを振りまいた。
世界ランキングは20位。赤土の全仏オープンで2年連続8強入りし、新世代の担い手と期待される。昨年は1回戦敗退で苦手意識もあった伝統の芝コートで攻撃的なテニスを展開し、7日の準々決勝は技巧派のティメア・バシンスキー(スイス)にストレート勝ち。「自分でも驚いている。四大大会で2度阻まれた4強への壁を突破できた」と感慨に浸った。
182センチ、73キロの体格を生かした高速サーブと軽快なフットワークを併せ持つ。昨年の全仏2回戦では「子供時代から映像で研究してきた」という憧れのS・ウィリアムズを倒す大金星も挙げた。準決勝の相手は2012年準優勝のラドワンスカ。「スペインの歴史を塗り替えよう、などと考えず試合に集中したい」と自然体で挑む。(共同/SANKEI EXPRESS)