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【男子テニス】4強激突へ フェデラー「エネルギー十分」
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男子シングルスで4強入りしたロジャー・フェデラー=2015年7月、英国・ウィンブルドン(共同) ウィンブルドン選手権は男子シングルスのベスト4が出そろい、順当な上位3シードと、好調のリシャール・ガスケ(フランス)の顔触れとなった。2連覇を目指すノバク・ジョコビッチ(セルビア)は8年ぶりに準決勝に進んだガスケの挑戦を受け、歴代単独最多8度目の優勝を狙うロジャー・フェデラー(スイス)は2013年覇者のアンディ・マリー(英国)と激突する。
第1シードのジョコビッチは芝の上を滑るようにコートを駆け回るフットワークを生かした守備力が健在だ。それでも、今年の全仏オープン覇者で第4シードのスタン・バブリンカ(スイス)を準々決勝で倒したガスケの勢いを警戒し、武器の片手打ちのバックハンドを「スタンと世界一を争うレベル」と認める。過去の対戦成績は11勝1敗でも「ここ数年とは明らかに違う」と気を引き締めた。
第2シードで33歳のフェデラーはサービスゲームでの安定感が群を抜き、第3シードのA・マリーとは過去12勝11敗。「まだエネルギーは十分残してある」と優勝した3年前の決勝と同じ顔合わせに意気込んでいる。
地元の期待を背負うA・マリーはフェデラーに3連敗中だが、同じ会場で戦った12年ロンドン五輪の決勝では勝っている。3回戦で違和感を訴えた右肩も復調し「ロジャーの経験豊富で多彩なプレースタイルに対応したい」。(共同/SANKEI EXPRESS)