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インドでファストフード競争 内外のチェーン、投資を拡充

ニュースカテゴリ:政策・市況の海外情勢

インドでファストフード競争 内外のチェーン、投資を拡充

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 インドで国内外のファストフードチェーン各社の動きが活発化している。年率30%で成長を続けるファストフード市場を狙い、店舗網拡充や新規参入が相次いでおり、その勢いはとどまるところを知らない。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。

 地場最大の複合企業リライアンス・インダストリーズは、チキン専門の新たなチェーン店を立ち上げる計画だ。英3位の食品加工会社2シスターズフード・グループと提携し、米ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)と真っ向から勝負する。最新の食品加工設備を設置し、インド人の好みに合わせたメニューを開発してシェア獲得を狙う構えだ。

 海外チェーンもさらなる投資で攻勢をかける。インドでKFCやピザハット、メキシコ料理のタコベルなどを展開する米ファストフード大手ヤム・ブランズは、向こう3年でインド事業に1億ドル(約98億円)を投じる方針を明らかにした。

 同社のデービッド・ノバック最高経営責任者(CEO)は「インドでの売上高は現在4億ドルだが、15年までに10億ドル、店舗数は1000店を目指す」と対抗心を燃やす。

 インドのファストフード市場への注目が高まる中、米ハンバーガーチェーン大手のバーガーキングがいよいよインドに上陸する見込みだ。現在、地場投資会社エバーストーン・キャピタルなどと協議を進めている。向こう7~10年で1億ドルを投じ、500店舗を設置する計画だ。

 インドの調査会社クリシルによると、同国のファストフード市場に占める外国チェーンのシェアは63%。市場規模は、現在の340億ルピー(約547億円)から2016年には700億ルピーに拡大すると予測され、国内外の各チェーンによる競争はますます熾烈(しれつ)さを増していきそうだ。(ニューデリー支局)

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