ドコモ春モデルスマートフォンのソニー製「エクスペリアZ」【拡大】
携帯電話大手3社が7日発表した2月の携帯電話・PHSの契約数によると、NTTドコモは新規契約から解約を差し引いた純増減が14万3400件の純増となった。1月は昨年11月以来、2カ月ぶりの純減が強いられたが、2月上旬に発売したソニー製のスマートフォン(高機能携帯電話)「エクスペリアZ」などの春商戦モデルの販売が好調で巻き返した。
2月の純増減数はソフトバンクモバイルが25万5300件の純増で、14カ月連続のトップ。KDDI(au)は21万2700件の純増だった。両社ともに、米アップルの人気スマホ「iPhone(アイフォーン)5」や1月末から開始した学割キャンペーンなどが契約増に貢献した。
通信会社を変えても同じ番号を使える「番号持ち運び制度(MNP)」ではKDDIが6万2900件の転入超で、17カ月連続のトップ。ソフトバンクモバイルも3万1200件の転入超。ドコモは9万3200件の転出超となり、厳しい状況が続いている。