【漢江経済リポート】
「日本メーカーと同傾向」危機感
サムスン電子グループに現地採用された外国人人材の脱落が相次いでいるという。世界市場でアップルを打ち負かす勢いのスマートフォンに続く高付加価値の次世代主力製品がなかなか見つからず、過去に世界トップだった日本の家電・電機メーカーの没落と似た傾向だと危機感を強めている。
ただ、サムスンで働く日本人技術者には、サムスンの問題点を承知しつつも、日本企業の「弱さ」に失望する向きが強い。
サムスングループと関係の深い中央日報は今年2月、サムスン電子グループで現在、携帯電話や薄型テレビ・半導体の世界市場でトップシェアを争うサムスン電子と、それ以外の系列会社の間で業績格差が広がり、成長が停滞していると伝えた。