中央日報は「円安を武器に復活する『日本株式会社』と、韓国の先端技術を猛追する中国、内外の経済情勢の不確実性の中で方向を捉えられずに漂流している」とする経済専門家の見方を引用している。
しかし、サムスンで働く日本人技術者の多くは、サムスンより古巣の日本の産業界の危機の方が深刻だとみている。
ヘッドハンティングされて4年以上たつ40代前半の技術者は「日本メーカーには、デバイスを売り込むとき、相手が求める技術と価格水準に落として納品数と納期を要望にマッチングさせる努力に不足があった」と指摘、かつての経験を話した。
「サムスンならば取引先が半導体を月に1000万個入れろと言ってきたらチャンスと捉え、シェアを奪うために製造ラインを大幅に入れ替えるリスクを即決で取る」