発売から20周年を迎えた三菱電機のジェットタオル=17日、東京都千代田区【拡大】
三菱電機は17日、風の力で手についた水滴を吹き飛ばすハンドドライヤー「ジェットタオル」について、2014年度に年間8万台を販売する計画を明らかにした。12年度実績から約1.4倍引き上げる。省エネ性や静音性、清掃のしやすさをアピールし、国内2位のTOTO、3位のパナソニックを引き離したい考え。
同社は1993年、世界で初めてジェットタオルを製品化。それまで主流だった温風で乾かすタイプでは不足していた速乾性や清潔性を実現し、一気にシェアを拡大した。同社の推計では、国内のハンドドライヤー市場で、同社は現在約40%のシェアを握りトップに立つ。
国内は12年度の4万3000台から14年度に5万台強、海外は1万5000台から3万台へとそれぞれ伸ばす計画。14年度までに、国内外合わせて累計100万台の販売を目指す。