防犯カメラ映像の中からコンピューターのデータベースに蓄積した人の顔の特徴情報と、顔写真とを照合して、その人物の行動を割り出すシステムをパナソニック子会社が開発した。100台のカメラが1時間撮影した映像を5秒で照合できる性能を持つ。駅や空港での人の捜索のほか、警察への情報提供により犯罪者の摘発に役立つ可能性があるという。
4日に東京都内で開幕するセキュリティー関連機器の国際見本市に出展する。
複数のカメラが録画した映像をコンピューターサーバーでデータベースにして蓄積。その中から、捜している顔に似ている人物を写真をもとに、見つけ出す仕組みだ。
同様のシステムでは、カメラを人の流れのある雑踏などに向けて、対象人物を捜して見つける装置があるが、今回のパナソニックの製品は、カメラの撮影範囲内で過去の足取りを調べることができるのが特徴だ。