マツダが初公開した自動運転車の試作車=6日、千葉市美浜区【拡大】
「CEATEC JAPAN(シーテック・ジャパン)2014」では最先端の自動車技術も相次いで出展される。中でも目玉となるのは、マツダが初公開する自動運転車。トヨタ自動車、日産自動車、ホンダに続く4社目の実車公開となり、自動運転の開発競争が加速しそうだ。
マツダの自動運転車は、米国向け「マツダ3(日本名・アクセラ)」をベースに開発した。高精度の衛星利用測位システム(GPS)やセンサーなどで現在地や周囲の状況を把握し、コンピューターがドライバーの代わりに車を運転する。
先行3社に比べ特徴的なのは自動運転ながら「走る喜び」を前面に出したことだ。単純に車線の中を走って目的地まで誘導するのではなく、天候や路面状況などから最適な速度やコーナーに入る角度などを割り出し、心地よい走りを演出するという。