その結果、営業損益は94億円、経常損益も107億円といずれも1973年以来の赤字に転落。売上高も2210億円と大きく減少する見込みだ。
「心機一転」とヘアスタイルを変えてこの日の会見に臨んだカサノバ社長。「(赤字の)責任はわれわれ経営陣にある。食の安全、信頼回復に向け取り組み、一日も早く会社の業績を回復させることが役割だ」と強調したが、具体的な策はほとんど示せなかった。
今回の赤字転落は、期限切れ鶏肉使用問題だけでなく、それ以前からマクドナルドの客足が落ち、業績悪化が進んでいるなかで、鶏肉問題がそのスピードを大きくした格好だ。