日系総合エンターテインメント企業のマルハンがカンボジアで経営する商業銀行「マルハンジャパン銀行」は1月27日、カンボジアのマイクロファイナンス(低所得層向け小口金融)機関「サタパナ」との統合に関する基本合意の覚書に調印した。交渉が順調に進めば、年内にも当局に統合を申請する方向だ。
100%日系資本
マルハンジャパン銀行は2008年にカンボジアで初めての日系銀行としてプノンペンで設立された。サタパナは、非政府組織(NGO)を前身として1995年に設立。カンボジア全土に支店を持つ。両社の発表によると、両社の資産合計は約5億2700万ドル(約627億円)、従業員は2652人。預金者は約9万人で、約10万5000人に貸し出している。
マルハンジャパン銀行は12年にサタパナの大株主となり、グループ傘下企業とした。今年末には、マルハンジャパン銀行がサタパナの少数株主持ち分を取得し、100%日系資本の商業銀行となる予定という。
覚書調印後に記者会見した両社の幹部によると、拠点がプノンペンのみで全国展開を図りたいマルハンジャパン銀行と、全国展開しているものの商業銀行としてサービス領域を広げたいサタパナの思惑が一致、「統合合併し、お互いの強みを生かす」として今回の合意に至った。