日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が6日発表した3月の車名別国内新車販売は、ホンダの軽自動車「N-BOX」が、1月2月と首位だったトヨタ自動車の小型ハイブリッド車(HV)「アクア」を219台差の3万633台でかわしてトップに躍り出た。販売台数が3万台を超えたのはこの2車種だけ。
N-BOXは1月、2月と続けて2位まで順位を上げており、晴れて首位となった。消費税駆け込み需要でわいた前年同月を下回る車種が多いなか、N-BOXは15%増と販売台数を伸ばした。N-BOXは2011年12月に「N」シリーズのトップを切って発売された。これまで軽自動車だけでの首位は何度もあったが、登録車と合わせての総合トップはこの3月が初めてという。
3月は増税を控えていることもあり、軽自動車が圧倒的に強く、10車種中7車種を軽が占めた。2強を3位「タント」と4位「デイズ」が2万台超で続いた。軽以外で十傑にランクインしたのは、アクアの他には6位「プリウス」と8位「フィット」だけ。