低アルコール飲料増産、需要期の夏に備え サントリーとキリン

2015.7.2 07:02

サントリースピリッツは低アルコール飲料「-196℃ストロングゼロ」の7~9月の生産を15%増やす(写真は栃木県栃木市の梓の森工場)

サントリースピリッツは低アルコール飲料「-196℃ストロングゼロ」の7~9月の生産を15%増やす(写真は栃木県栃木市の梓の森工場)【拡大】

 サントリースピリッツとキリンビールは、缶のプルタブを開くだけですぐに飲める、酎ハイなどの低アルコール飲料を、夏場に増産する。サントリーは主力ブランドの「-196℃ストロングゼロ」の7~9月期の生産数量を前年同期比15%増やす。キリンは「本搾り」の6~7月の生産量を2割引き上げる。暑くなる夏場に最も売れるため、生産態勢を整えて、店頭での品薄感を防ぐ狙いがある。

 サントリーの-196℃ストロングゼロは、糖類とプリン体がゼロで、体形を気にする男女を中心に人気。1~5月期の販売数量は、前年同期比16%増の1014万ケース(1ケースは250ミリリットル×24本)に達しており、今年の販売目標数も当初より160万ケース多い2600万ケースに上方修正した。このため、繁忙期の夏場の安定供給につなげるには、増産が不可欠と判断した。

 キリンも、果汁と酒だけでつくる本搾りの1~5月期の販売数量が4割増加と好調で、6~7月の生産数を2割増の132万ケースに増やす。低アルコール飲料は、ビール離れの進む若者の受け皿として人気。市場は2014年まで7年連続で伸長が続き、ビール各社も開発に力を入れている。

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