東京ビッグサイト(東京都江東区)で10月29日から開かれていた東京モーターショーが8日閉幕し、期間中の入場者数は81万2500人だった。2013年の前回(90万2800人)から10%減少した。
3日には期間中で最多の10万100人が来場したが、最後の土日の7、8日はいずれも10万人を下回った。主催する日本自動車工業会は「天候が悪かったことが影響した」と説明。来場者へのアンケートでは満足度は前回を上回ったという。
東京モーターショーは最盛期の1991年に201万8500人が訪れたが、その後は減少。2009年は景気低迷などを背景に61万4400人に落ち込んだ。
今回は世界11カ国160社が参加し、自動運転車や燃料電池車などを展示。海外メーカーが世界最大の自動車市場となった中国のショーへのシフトを強める中、いかに活性化させていくかが課題になっている。