【ファッションおたく】
相次ぐ大阪発アパレル企業の撤退
また閉店? 関西のアパレルは大丈夫? ファッションブランド「イーブス」や雑貨「アソコ」を運営する遊心クリエイション(大阪市)が事業を清算する、つまり全店閉店するという知らせが入った。大阪を拠点とするアパレル企業の相次ぐ撤退に、さみしいという気持ちとともに底知れない不安も抱いた。
10年前、関西の百貨店や商業施設には大阪に本社を置くアパレルブランドの店舗が多数あった。株式会社フィット(大阪市)が運営する「ザ・ファースト」や遊心クリエイションの「グランデベーネ」などがそうだ。大阪ではいずれのブランドもそれなりに人気で、双方の系列店は全国にどんどん増えていった。
しかし、フィットは今年2月に事業を清算、「ザ・ファースト」ブランドは全店舗閉店した。そして、遊心クリエイションも来年1月末で全店閉店すると明らかにした。