造船重機、下方修正相次ぐ 工事遅れで損失計上 設計など見通し甘さ露呈 (1/3ページ)

2016.2.5 06:39

事業計画の進捗(しんちょく)について説明する三菱重工業の宮永俊一社長=4日、東京都港区

事業計画の進捗(しんちょく)について説明する三菱重工業の宮永俊一社長=4日、東京都港区【拡大】

 造船重機大手で、2016年3月期連結業績予想の下方修正が相次いでいる。三菱重工業は4日、建造中の大型客船の工事遅れの影響で、最終利益を従来予想の1300億円から前期比18.5%減の900億円に引き下げると発表した。同日出そろった大手5社の15年4~12月期の収益は大幅に悪化。川崎重工業、IHI、三井造船も、設計変更や工事遅れで通期業績の下方修正に追い込まれた。

 三菱重工は4日、米カーニバル傘下の「アイーダ・クルーズ」から受注した大型客船2隻の建造の追加費用として221億円の特別損失を計上。度重なる設計変更などで、すでに計上済みの1645億円から、さらに損失が膨らんだ。

 1番船の納入について宮永俊一社長は4日に都内で開いた記者会見で「イタリアの検査機関が確認を行っており、2月に出る予定」と述べた。2番船は顧客と調整中で、16年度中の引き渡しを目指している。今後の客船事業について「今年春から秋にかけて関係者を集めて、どうするか検証したい」と語った。

 一方、川崎重工も16年3月期の連結最終利益予想を従来の690億円から前期比12.8%減の450億円に下方修正した。ブラジルの造船事業で、現地工事が止まり、221億円の損失を計上した。

各社に共通するのは設計や工期の見通しの甘さ

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