三菱自、ブランド再び失墜 日産への補償も必要…「問題どこまで広がるか」経営責任へ (1/4ページ)

 三菱自動車が20日に燃費試験データを不正に操作していたことを発表し、再びブランドが失墜する事態になった。影響は対象車両の購入者をはじめ、車両を供給している日産自動車などにも及ぶ。過去の度重なるリコール(回収・無償修理)隠しでは、破綻寸前に追い込まれた。「お客様第一の組織」(幹部)に生まれ変わるため、組織改革を進め、業績も持ち直していたが、今回の不正で全てを失いかねない。

 変わらぬ体質

 「一つずつ石垣を積み重ねるように改善してきたが、全社員にコンプライアンス(法令順守)を徹底する難しさを感じている。無念で忸怩(じくじ)たる思い」

 記者会見で相川哲郎社長は声を詰まらせた。

 2000、04年と相次いだリコール隠しでは、幹部社員の関与など構造的な隠蔽(いんぺい)体質が発覚した。このため、社内横断の品質担当の部署の設置や内部通報制度の整備など、品質問題に力を入れてきた。

 だが今回、不正を防げず、発覚も日産の指摘がきっかけ。自浄作用がはたらかない、変わらぬ企業体質を浮き彫りにした。

現時点では「当時の実験部長が『私が指示した』と言っている」(幹部)としており…