林業関連の国際機械展示会「インターナショナル・ホルツメッセ2016」(主催・クラーゲンフルター・メッセ社)が1日、オーストリアのクラーゲンフルト市で開幕した。
展示会には500社・団体がオーストリア内外から参加し、林業機械のほか、製材機械や木工機械、輸送車両、バイオマス関連機械など幅広い機械が出展されている。
オーストリアの林業機械大手、コンラッドは、立木の伐採から枝払い、玉切り(所定の長さに切って丸太にする工程)、トラックの通れる土場まで運搬する集積作業までを一貫して行うハーベスタを展示。担当者は、林業機械の活用による「安全性の向上が人的作業の軽減につながり、結果として生産性が向上する」とアピールしていた。
インターナショナル・ホルツメッセは1952年の第1回以来、隔年で開催されている。オーストリアで4年に1度開催される「オーストロフォーマ」や、スウェーデンの「エルミア・ウッド」と並ぶ欧州最大規模の林業分野の展示会で、4日間の会期中に約2万人の来場が見込まれている。