コンビニ再編、次の焦点は4位ミニストップ ローソンと連携の可能性も (1/2ページ)

2016.9.17 06:50

 三菱商事の子会社になるローソンは、人材面や調達網など三菱商事の経営資源をさらに活用し、首位のセブン-イレブン・ジャパン、2位のファミリーマートを追い上げる。ただ、ローソンは店舗数でライバル2社に見劣りする。三菱商事とローソンが中堅コンビニを巻き込み、一段の業界再編に発展するとの見方もくすぶっている。

 コンビニ業界は3位だったファミリーマートが4位サークルKサンクスと統合し、ローソンを抜いて店舗数で2位に浮上。店舗数はセブン約1万9000、ファミマ約1万8200に対し、ローソンは1万2600と大きく差をつけられた。ローソンは中堅のスリーエフ、中国地方を地盤とするポプラと資本業務提携。共同店舗を展開するなど、緩やかな提携で対抗するが、“2強”との差は縮まらない。

 店舗数は調達力だけでなく、大手メーカーと組むプライベートブランド(PB、自主企画)商品の開発力などにも直結する。三菱商事の西尾一範執行役員は「規模が“力”という側面はあり、規模の拡大をあきらめたわけではない」と強調する。

ローソンとミニストップが何らかの形で連携する可能性も否定できない

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