
NRIサイバーパテントの出展ブース=9日、東京都千代田区【拡大】
特許・知的財産に関する最新情報やサービスを紹介する日本最大の専門見本市「2016特許・情報フェア&コンファレンス」(主催・発明推進協会、日本特許情報機構など)が9日、東京都千代田区の科学技術館で開幕した。約100社・団体が出展し、11日までの会期中に1万8000人の来場を見込んでいる。
NRIサイバーパテントは、人工知能(AI)を活用した特許情報サービスを出品した。AIが検索したい特許の内容を分析して表示する。営業企画部の永沼聡氏は「検索精度が上がり、効率的に必要な特許情報にアクセスできる」と話した。
日本特許情報機構は米国特許・権利移転データベースを紹介する。米国特許の最新の権利者情報や権利譲渡状況の履歴などを確認できる。文献の内容は日本語に自動翻訳される。営業推進部の佐藤仁思係長は「権利移転の情報は金融機関の信用調査などに役立つのではないか」とアピールした。