
江戸時代の古地図を片手に、現代の街の姿と見比べながらタクシーで観光する新サービス「タイムスリップタクシー」=18日午後、東京都千代田区(菊本和人撮影)【拡大】
日の丸リムジン(東京都文京区)は今月から、「タイムスリップタクシー」と名付けた新サービスを本格開始した。大名屋敷や寺院などを描いた古地図に基づき、タクシーで東京都内の歴史スポットを案内するサービスで、訪日外国人や歴史ファンの話題を呼んでいる。
タブレット端末の衛星利用測位システム(GPS)機能を使い、古地図に現在地や走行ルートを表示。特定の場所でタブレットをかざすと江戸時代の風景、風俗を描いた浮世絵やコンピューターグラフィックス(CG)で再現した建造物などが鑑賞できる。音声は日英中韓の4カ国語に対応している。
東京駅前から皇居を一周して築地や日本橋をめぐる江戸城コース(1時間、2人乗り5千円)では、CGで再現した江戸城天守閣が、実際の景色とともに鑑賞できる。