【高論卓説】中国で高まる人材開発ニーズ 企業が急成長、統率能力追い付かず (1/3ページ)

 日本の企業・団体に加えて、中国でも人材開発プログラムを実施している。中国版シリコンバレーといわれる北京の中関村の加盟企業が中心で、業種はIT、コンサルティング、金融・保険など多岐にわたり、職位も経営者から若手社員までさまざまだ。中国人経営者に人材開発ニーズについて聞くと、企業が急成長を遂げる中、大量採用・大量脱落の負の連鎖を断ち切るために、リーダーシップスキルを高めたいというものが多い。

 企業成長に応じて大量採用を繰り返す中、採用した社員の育成やケアが追い付かない。パフォーマンスを上げるサポートができない。不満があっても解消するためのアクションがとれない。

 こうした状況を解決できないうちに、問題や不満を抱えた社員は競合他社に転職することが常態化しているという。企業成長にリーダーシップスキルが追い付いていないことを自覚しているのだ。

 そして、時間をかけないで、すぐにスキルを身に付けたいという要望に接する。圧倒的なスピード感で新しいものを取り入れようとする中国人経営者ならではの反応だ。愚直な行動の反復により優れた技を体得する「日本の職人精神を、しかし時間をかけずに学びたい」と言った経営者もいる。

中国で実施しているのが、分解スキル反復演習型能力開発プログラム