【スポーツbiz】キタサンブラック快挙も…売上げはピーク時の半分、JRAの地道な努力 (1/3ページ)

有馬記念を快勝したキタサンブラック=24日、中山競馬場
有馬記念を快勝したキタサンブラック=24日、中山競馬場【拡大】

 2017年の世相を表した漢字は『北』。競馬のキタサンブラックがラストランとなった年末の大舞台、有馬記念を制し、まさに今年の象徴となった。

 表彰式、「祭りだ、祭りだ」とオーナーである歌手、北島三郎さんが歌う。中山競馬場に詰めかけた10万人を超える入場者の大半がその歌声に呼応した。ファンならずとも競馬の魅力を感じとったことだろう。

 記憶・記録に残る名馬

 いうまでもなく、有馬記念は競馬振興に貢献した故・有馬頼寧第2代日本中央競馬会(JRA)理事長をたたえて命名された重賞レース。国際競馬統括機関連盟(IFHA)が発表した16年「世界のトップ100GIレース」の格付けランキングで世界13位、日本1位に位置づけられたレースである。

 毎回、ファンの人気投票をもとに、その年を代表する馬が出走する。このレースを最後に引退するキタサンブラックには、1番人気という大きな期待とともに重圧もかかっていた。

 しかし、歴代最多勝騎手、来年にも前人未到のJRA通算4000勝に手が届くかという武豊騎手の絶妙な手綱さばきもあり、終始トップで走り抜けた。

 有馬記念3度目の挑戦での初勝利は、同時にJRA最多、史上5頭目となるGIレース7冠馬の誕生でもあった。このレースでの3億円を加えて、獲得賞金18億7684万3000円は歴代最高額である。

 引退後は種牡馬となるが、その価値は13億5000万円といわれ、サンケイスポーツによれば1回当たりの種付け料は400万円に上るという。

 新聞各紙は、「記憶とともに記録に残る名馬」と報じた。

しかし、今年の売り上げは最高値の約半分