特売なし、飲料常温、レジ袋は6円 満足度日本一“オーケー”がいつも安い理由 (2/4ページ)

 家電販売店のごとく「他店より高ければ値下げ」

 オーケーの特徴のひとつに、「EDLP(Everyday Low Price)」がある、特売期間を設けず、いつでも同じ低価格で販売するという手法だ。特売期間のある店では、期間中に混雑したり、品切れになったりする。「EDLP」ではそうしたストレスがなく、満足度が高い。

 さらに、オーケーには入会金・年会費無料の「オーケークラブ」という会員組織がある。酒類を除く食料品については、「本体価格の103分の3(3%相当額)」を割引するものだ。通常の売価でも十分安いのに、さらに安値で買えるのだ。会員カード発行費用として200円が必要だが、日常的に利用する人であればすぐに元はとれるだろう。会員数は17年3月時点で約419万人だ。

オーケー用賀駅前店にて、「競合店に対抗して値下げしました」と掲示されたチルドコーヒー(PRESIDENT Online編集部撮影)

オーケー用賀駅前店にて、「競合店に対抗して値下げしました」と掲示されたチルドコーヒー(PRESIDENT Online編集部撮影)

 そしてオーケーでは、競合店の価格を調査し、もし自店のほうが高かった場合には「競合店に対抗して値下げしました」と書いたPOPを掲げて値下げする。また客から「他店のほうが安い」と指摘された場合にもやはり値下げする。これにより地域で一番の安値を目指しているという。家電量販店では見かけるやり方だが、スーパーでここまで徹底するのは珍しい。

 なぜオーケーは、他を圧倒するほどの低価格を実現できるのか。ひとつの理由は商品数を絞り込む大胆な「仕入れ」だ。

 オーケーでは商品を仕入れる際に、「トップシェアかどうか」にはこだわらない。類似商品を複数仕入れるのではなく、「ヨーグルトなら、これだ」と商品数を絞り込み、そのかわりに大量に仕入れることで売価を下げている。これは売り上げアップにもつながる。

 オーケーがある類似商品2種を1種に絞り、売価を約8%下げたところ、商品群全体の売上高が前年比で22%も増加した。また販売メーカーとの取引額は前年比で2.7倍に増えたという。

 オーケーは自社のウェブサイトでこのケースを紹介しており、絶えず調整を繰り返していることがうかがえる。逆に、普段取り扱ってない商品をまとめて仕入れ、“売り切れ御免”で「特別提供品」のPOPをつけて安値で販売もしているのも特徴的だ。

商品の提供方法にも工夫