
埼玉県滑川町で撮影された光を放つ物体(中央上)=21日午後9時30分ごろ(提供写真)【拡大】
21日夜、東日本から西日本にかけての広い範囲で、光を放つ物体が落下するのが目撃された。インターネット上には「隕石を目撃した」という投稿が相次いだ。地表に落下する隕石が光る「火球」とみられる。
埼玉県警によると、21日午後9時半ごろ、同県川越市などで「空に青い光を放つものが飛んでいる」という110番が複数あったという。
ツイッターでは「隕石落ちた」「流れ星みたいなのがすごい勢いで光って消えた」といったコメントとともに、写真や動画が次々と投稿された。
埼玉県滑川町で車の運転中に光る物体を目撃し、ドライブレコーダーで撮影した男性会社員(22)は「すごい光が見えて、最後にはじけるように消えた。音は聞こえなかった。珍しい物を見たと思った」と驚いた様子だった。
国立天文台の山岡均准教授は「直径数センチの小さな粒が、地球の大気にぶつかって高温になり、発光する『火球』の可能性が高い」と話している。