消費増税対策に家計簿活用 まずは支出の現状把握を (2/3ページ)

2014.3.30 17:58

 決まった時間に

 家計簿初心者は予算を立てるのが難しいかもしれない。まずは費目を分けて支出を記録するところから始める。

 学校や塾の授業料などの「教育費」、電気やガスの「光熱費」、家賃やローンなどの「住居・家具費」、車やバイクなどの維持管理費は、固定費として取り分けている人も多い。銀行引き落としで決済する支出も通帳から書き出して家計簿に記載する。

 日々の出費となる食費は、コメやパンなど「主食費」▽みそ・しょうゆ、油などの「調味料費」▽野菜、魚や肉、果物や加工品など「副食物費」-に振り分ける。副食物は魚、肉、野菜・海藻、豆類、乳製品、卵、調理食品、果物、菓子の9項目に分類すると食生活まで見通せるという。

 続けるコツは、家計簿と電卓、ペンを一緒に保管し、毎日、決まった時間に書くことだ。千葉さんは夕飯後の食器の洗い物を終えて、座ったタイミングで記載している。疲れた日に書けないときもあるが、最長でも1週間以上空けないと決めている。

 「財布の中身と支出を記帳した結果を10円まで合わせるために家計簿があるのではない。自分の手元に生活に関するお金を引き寄せることが目的」(千葉さん)

 増税前の支出を記録しておけば増税後との比較検討ができる。家計の見直しをするためにも、まずは現状把握から始めたい。

増税には消費削減で対応

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。