日本で一番早い夏の大花火をうたう「琉球海炎祭」が4月12日夜、宜野湾海浜公園(沖縄県宜野湾市)で開かれました。最新のコンピューター技術を駆使して打ち上げられる1万発の花火。音と光を融合したショーは今年で11回目を迎え、沖縄県内外から主催者発表で約11万人が訪れました。
5年前からは、世界的デザイナーのコシノジュンコさんを迎えて「デザイン花火」も披露されています。今年のテーマ曲はヴェルディのオペラ「アイーダ」。この壮大な音楽をアレンジしたのはコシノさんの長男、鈴木順之さんで、初の親子共演となりました。夜空のキャンバスに描かれた花火と音のショーに観客から大きな拍手と歓声が続きました。
海炎祭を企画した久保貴司プロデューサーは「毎年最初から最後まで涙して見ている人も多い。日本が誇る伝統美である花火と音楽のコラボレーション『花火イリュージョン』を今後は世界でも開催していきたいですね」と話します。
海開きしたばかりの沖縄で海上に輝く数々の光の舞。久保プロデューサーがいうように、確かに「花火には人の心を動かす何か」があります。はかなくも美しい花火の余韻に酔いしれた4月の夜でした。
<プロフィル>
きりた・さちよ フリーアナウンサー 札幌テレビ出身。東京MXテレビ。琉球放送ラジオ番組など担当。JCDA認定キャリアカウンセラー
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