「うろこや目がきれいで芸術的。よちよち歩く姿もかわいくて、癒される」。爬(は)虫類を眺めながら中国茶を味わう女性客。カメの飼育で定評のある横浜市中区の同市立野毛山動物園の近くにあるカフェ「横浜亜熱帯茶館」での光景です。
猫カフェ、うさぎカフェ、猛禽(もうきん)類カフェ等々、生き物と触れ合うカフェが人気を呼ぶ中でも、マニア向けといえます。
名前の通り亜熱帯風で、異国情緒もたっぷりの店でお出迎えする爬虫類は18種類40匹ほど。水槽越しの観察はもちろん、直接触れ合うことのできるエリアもあります。
メニューは中国茶と長野睦店長手作りのカップケーキが中心。カップケーキにはブラジルでは定番の食用サボテンが使われるといった国際色は横浜ならではです。中国茶は湯を足せば5、6杯は楽しめます。混雑時には2時間の利用制限があるのですが、おっとりした動きの爬虫類を、時間を気にせず楽しんでほしいという店側の思いが込められています。
それでも、週末には20代から30代の女性を中心に大変なにぎわいとなっているそうです。なかなかふれあう機会が少ない爬虫類とのひとときが日常を忘れさせてくれるのかもしれませんね。
<プロフィル>
みやもと・ゆみこ 元FM石川アナウンサー、ラジオDJ。音楽・スポーツ・ビジネスなど幅広いジャンルのライターとしても活動中
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