冷えや疲れ、肌荒れ-。年末に近づくにつれて増える、ちょっとした体の不調に、手作りの「おくすりスープ」を試してみては? 症状や体質に応じた食材を選ぶのがポイント。うまみも栄養も溶け出した一杯のスープは、心をホッと落ち着かせ、慌ただしい時期のセルフケアにも役立ちそうだ。(榊聡美)
薬膳を取り入れて
「食材を煎じて作るスープは薬膳の基本。温かいので全身に行き渡りやすく、消化もしやすいので老若男女にお勧めです」
料理研究家で、国際中医薬膳師の資格を持つ、濱田美里さんはこう説明する。
濱田さんが料理・監修を手掛けたレシピ本『食べて改善 おくすりスープ』(オレンジページ)は、「冷え」「肌荒れ」など、この時期に起こりやすい6つの不調に効果的な食材で作ったスープを紹介している。