富士山の玄関口、山梨県富士吉田市に7月、商店街の古長屋から簡易な宿泊施設に生まれ変わった「hostel & salon SARUYA」(サルヤ)が誕生しました。運営しているのは、空き家問題の解決をテーマに数々のコミュニティスペースを生み出してきた赤松智志さん(26)です。総務省が取り組む「地域おこし協力隊」として同市で活動しています。
このサルヤが好評で、オープンから3カ月、富士登山シーズンには平日も含め多くの宿泊客でにぎわいました。特徴はコミュニティスペースの存在です。ホテルのロビーに当たる玄関に大きなテーブルとキッチンスペースを用意し、宿泊者だけでなく地域の人もイベントなどに活用し、多彩な人材が集う場所になっています。サルヤ裏手にある長期滞在者や移住者向け宿泊施設「ハモニカ横丁」にも誰でも利用できるスペースがあり、相乗効果もあるようです。
「若い人が集まる街を作りたい」と赤松さんは話します。若者が集い、夢を抱ける場所ならばきっと活気が戻る、と20代の自らの視点で街づくりに取り組んでいます。さまざまなアイデアを生き生きと語る赤松さん。ここは若者が夢を抱ける場所になりつつある、と実感しました。
<プロフィル>
わたなべ・いくこ エフエム富士出身。現在はFM局で構成するJFNほか、TV、雑誌、ウェブでアウトドアと温泉の魅力を発信中
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