健康食品、逆に被害も…「本当に必要か考えて」 食安委が報告書とメッセージ (1/4ページ)

2015.12.20 07:10

 健康志向の高まりで健康食品市場が拡大する中、食品の安全性についてリスク評価する内閣府食品安全委員会(食安委)が8日、消費者に向けて健康食品について知ってほしいことをメッセージにまとめて公表した。多くの人が健康になろうと思って摂取する健康食品だが、逆に健康を害することもあるとし、「今の自分に本当に必要か考えて」と注意を促している。(平沢裕子)

 過剰摂取で健康被害

 市場調査会社のインテージによると、平成27年度の健康食品の市場規模は1兆5785億円、利用者は5758万人と推計され、前年度に比べ444億円、92万人増えている。利用者が増える一方で、国内外で健康食品をめぐるさまざまな健康被害が報告されている。しかし、こうした情報は周知されているとは言い難い状況だ。こうした中、食安委は健康食品の安全性について検討する作業部会を6月に設置。報告書を基に19のメッセージを公表した。

 メッセージは「現在の日本人が通常の食事をしていて欠乏症を起こすビタミンやミネラルはあまりない」と説明。サプリメントでビタミンやミネラルを取得すると過剰摂取のリスクがあると注意喚起した。

具体的にはどのような健康被害が出ているのだろうか-。

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