「街の本屋」復権へ 本の目利き“カリスマ書店員”の挑戦 (1/4ページ)

2016.5.3 17:08

リブロを退職し、「Title」を開業した辻山良雄さん=東京都杉並区

リブロを退職し、「Title」を開業した辻山良雄さん=東京都杉並区【拡大】

 出版不況を背景に書店の減少が止まらない。こうした中、注目を集めているのが、“カリスマ書店員”と呼ばれる本の目利きの独立開業や開業支援だ。小さな店舗で自ら選んだ本を販売する「街の本屋」の復権に向けた動きを追った。(村島有紀)

 「子供時代にお金を出して本を自分のものにする体験がないと、そういう楽しみを知らない大人になる。街の本屋には、無料で本を貸し出す図書館とは別の役割がある」

 今年1月、東京都杉並区の住宅街にカフェ併設型書店「Title(タイトル)」をオープンした辻山良雄さん(43)はこう話す。カリスマ書店員として知られる辻山さんは、昨年7月に閉店した大型書店「リブロ池袋本店」(東京都)の元統括マネージャーだ。閉店後に退職し、自分の店を開いた。

「身の丈に合わせれば経営は成り立つ」

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