ブラジルなど中南米で流行するジカ熱(ジカウイルス感染症)について、国立感染症研究所は15日、流行地から出て8週間は性行為を控えるかコンドームを使用することを推奨するとした方針をまとめた。ジカ熱は蚊が媒介する感染症として知られるが、性行為によっても感染し、発症から41日間たっても精液から感染する恐れがあるとする海外の報告があった。
ジカ熱は成人が感染してもほとんど重症化しないが、妊娠中の女性が感染すると胎児に小頭症を引き起こす恐れがある。また、ジカ熱の症状がない男性からパートナーに感染した例も報告されている。
世界保健機関(WHO)は14日、「リオデジャネイロ五輪・パラリンピック開催によるジカ熱の国際的な感染拡大のリスクは非常に低い」と結論づけたが、厚生労働省は「活動は低調でも、リオには年間を通じて蚊がいるので、刺されないように注意してほしい」と呼びかけている。