警報基準値超えも
ヘルパンギーナは例年、5~6月ごろから増え始め、7月下旬にピークとなる。原因となるウイルスは高温多湿の環境で増殖しやすいため、関東よりも梅雨入りが早く、気温が先に高まる西日本から流行が始まる傾向がある。
鳥取県では第24週時点に県西部地域で、国の警報基準値(定点患者数6人)を上回る6・57人を記録。県は全域に警報を発令した。
県衛生環境研究所の担当者は「今年は例年よりも早く流行が始まっている」と話している。
脱水症状に
感染研によると、飛沫(ひまつ)や接触により感染するため、うがいや手洗いが基本的な予防法となる。しかし、感染しても発熱や水疱などの症状が出ない場合もあるため、保育園や幼稚園などで感染が広がりやすい。