「合図の徹底」呼びかけ
県警も手をこまねいているわけではなく、これまで交通マナー向上に向けた運動を展開。平成17年にはドライバーに合図を徹底しようと、県独自に「★合図」の路面表示を導入し、県内28交差点に設置した。
今年3月には交通情報板に「交差点で黄色信号が現れた」→「止まる?はい・いいえ」→「岡山の交通秩序が回復した」という表示が順に現れる啓発活動を実施。人気ゲームを想起させると話題になった。ただし、「情報板を凝視することで交通事故や渋滞が発生する心配がある」として数日で休止となったが…。
この秋の交通安全運動の重点目標にも「合図の徹底」を掲げ、広く周知していく方針だ。西郷正実県警本部長は「春と秋の交通安全県民運動で合図の徹底を重点目標とし、関係機関・団体とともに広報啓発活動を行っている。これらの取り組みを強力に推進することに加え、合図不履行に対する交通指導取り締まりを強化したい」と話す。
県警交通企画課も「合図を出さないのはマナー違反ではなく、ルール違反であることを再認識してもらうように指導取り締まりを推進していきたい」とする。