「風邪には抗生物質を使わないことを推奨します」 耐性菌抑制へ 厚生労働省が手引作成 (1/3ページ)


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 風邪には抗菌薬(抗生物質)を使わないことを推奨します-。こんな内容を含んだ医師向けの手引を、厚生労働省が作成した。風邪のほとんどはウイルスが原因で、細菌の増殖を止めたり殺したりする抗菌薬では治せない。だが実際には外来診療の現場で広く投与され、薬が効きにくい薬剤耐性菌を増やす一因になると懸念されているためだ。患者も参考にしたいポイントと、耐性菌の低減を目指す医師らの取り組みを紹介する。

 ◆4割が不正解

 感染症の専門医として手引作成に参加した国立国際医療研究センター(東京)の具芳明特任研究員によると、持病がない大人や小学生以上の子供の典型的な風邪の経過は、微熱やだるさ、喉の痛みといった症状に続いて、鼻水やせきが出て、1週間ほどで自然に治る。

 水分と栄養を取り、ゆっくり休むのが一番良いとされるが、風邪の症状で医療機関から抗菌薬が処方されるケースは珍しくなく、患者の6割に上るとの研究もある。「万一細菌が原因だったら重症化の恐れがある、という医師の心配も一因といわれる」(具さん)という。

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