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「寿命120歳」不老薬に現実味 実は安価な糖尿病薬 米で臨床試験許可 (1/3ページ)

2015.12.2 14:55

スプレー缶を使ったアートを楽しむポルトガルの元気なお年寄りたち。不老や若返りは全人類の夢だ(AP)

スプレー缶を使ったアートを楽しむポルトガルの元気なお年寄りたち。不老や若返りは全人類の夢だ(AP)【拡大】

 老化を防ぎ、寿命を延ばす効果があるとされる薬の臨床試験が、世界で初めて米国で来年から行われることになった。米食品医薬品局(FDA)が試験を承認したと、欧米メディアが1日までに報じた。 この薬は、すでに糖尿病の治療薬として広く使用されているもので、動物への投与で老化防止の効果が確認されたという。試験には米英の大学や研究機関などが参加。3000人のボランティアを募り、人間への効果を確認する。参加する研究者は「人間の寿命が120歳に延びる」としており、古今東西多くの人々が追い求めてきた不老不死や若返りの夢が現実になるかもしれないと大きな注目を集めている。

 細胞延命酵素を増やす

 報道によると、アンチエイジング(老化防止)薬として臨床試験が行われるのは、1940年代から世界で広く使われている2型糖尿病の治療薬「メトホルミン」。腎臓病や多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群などにも効くとされ、1日当たりの投薬コストは日本円で約8円と安価だ。

 今回の試験に参加する英国のカーディフ大学のベルギー人研究者らが昨年、この薬を回虫に投与したところ、加齢が遅れ、寿命が延びる効果が確認された。マウスへの投与でも寿命が40%延び、骨も丈夫になった。そこで定期的にメトホルミンを服用していた糖尿病患者について調べたところ、服用していなかった人より平均8年も長生きだったことが分かった。

「25年間、老化に関する研究を続けてきたが…」

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