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40年の時を超え 失われた可能性を再現 「太陽の鉛筆」 椹木野衣 (1/6ページ)

2015.12.28 16:30

東松照明_波照間島(提供写真)。(C)Shomei_Tomatsu-INTERFACE

東松照明_波照間島(提供写真)。(C)Shomei_Tomatsu-INTERFACE【拡大】

  • 東松照明_波照間島(提供写真)。(C)Shomei_Tomatsu-INTERFACE
  • 東松照明_新城島(提供写真)。(C)Shomei_Tomatsu-INTERFACE
  • 東松照明_フィリピン、サンボアンガ(提供写真)。(C)Shomei_Tomatsu-INTERFACE
  • 東松照明の作品の展示風景=2015年12月24日(原圭介撮影)

 【アートクルーズ】

 写真家、東松照明にまつわる企画が相継いでいる。まず、長く絶版のまま入手困難だった代表作『太陽の鉛筆』が待望の復刻、再刊された。ただし、ひと口に復刻と言っても、実に40年前の写真集である。簡単なことではない。編集にあたっては、所在が不明のものや劣化による10枚を除き、原ネガを最新の技術でスキャン。ここから原データを作成し、デジタル・プリントとして出力。今回の写真集も、これを原版として印刷されている。しかし東松は故人だ。その是非の判断はむずかしい。このため編纂(へんさん)には長らく東松の写真と伴走してきた写真批評家=伊藤俊治、文化人類学者=今福龍太が当たり、単なる再現ではない、晩年の東松の意図にかなうかぎり沿うよう刷新されている。

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