自転車業界のドンが琵琶湖で「聖地」宣言 82歳カリスマ創業者の深謀遠慮 (1/6ページ)

2016.6.26 07:20

  • 琵琶湖の湖畔でサイクリングを楽しみ、深呼吸して空気を吸い込むする台湾・ジャイアント社の“キング・リュウ”こと劉金標会長=5月20日(産経デジタル澤野健太撮影)
  • ロードバイクで琵琶湖の湖畔を快走する台湾・ジャイアント社の劉金標会長=5月20日(産経デジタル澤野健太撮影)
  • 午前8時、ラフォーレ琵琶湖前を出発する(右から)滋賀県の三日月大造知事、ジャイアントの劉金標会長、守山市の宮本市長、ジャイアントの羅祥安(トニー・ロー)社長=5月20日(ジャイアント提供)
  • 劉金標会長のために用意されたジャイアントのロードバイク(産経デジタル澤野健太撮影)
  • 滋賀県守山市の宮本和宏市長を先頭に琵琶湖の湖畔をサイクリング(ジャイアント提供)
  • 滋賀県守山市の宮本和宏市長(左)から琵琶湖の説明を受けるジャイアントの劉金標会長(右)=5月20日(産経デジタル澤野健太撮影)
  • 漁船に乗船する劉金標ジャイアント会長を手伝う守山市の宮本和宏市長(産経デジタル澤野健太撮影)
  • 舟に乗って琵琶湖大橋をくぐる劉金標ジャイアント会長らの一行(ジャイアント提供)
  • 「漁船タクシー」で琵琶湖を進む劉金標会長らジャイアント視察団の一行(産経デジタル澤野健太撮影)
  • 観光船に乗船し、自転車の積載方法について話し合うジャイアントの劉金標会長ら(産経デジタル澤野健太撮影)
  • この日の参加者全員で記念撮影。前列左から5番目がジャイアントの劉金標会長(ジャイアント提供)
  • 琵琶湖のサイクリングを走り終え、メディアの取材に応じるジャイアントの劉金標会長(左から2人目)ら=5月20日(産経デジタル澤野健太撮影)
  • 琵琶湖周辺の自治体は、ジャイアントの劉金標会長ら一行を特製の小旗で応援(産経デジタル澤野健太撮影)


 世界最大の自転車メーカー、台湾・ジャイアント社が日本進出を加速させている。といっても、工場を作るわけではない。日本の自治体と観光振興で手を結び、サイクリングコースを開発したり、台湾から旅行者を呼び込んでインバウンドに貢献したりと、日本の自転車人気の盛り上げに一役買っているのだ。5月には滋賀県・琵琶湖を新たなターゲットに定め、創業者のキング・リュウこと劉金標会長(82)が来日。自ら湖畔を快走し、「サイクリングの聖地にする」と宣言した。(大阪経済部・上野嘉之、産経デジタル・澤野健太)

 自転車界のドン

 劉会長は、一代で台湾を自転車王国に変えた立志伝中の人物で、世界の自転車界のドンともいわれるカリスマ経営者だ。

 ジャイアント社は、自社ブランド「GIANT」と女性向けブランド「Liv」(リブ)が展開する低価格・高品質の製品で世界の自転車市場を席巻。日本でもクロスバイク、ロードバイクなどの人気が高い。また、世界各国の主要なスポーツ自転車メーカーにカーボン製やアルミ製のフレームをOEM供給し、市場に広く深く浸透している。

 さらに、同社がサポートするサイクルロードレースチーム「ジャイアント・アルペシン」と女子チーム「ラボバンク・リブ」は、ツール・ド・フランスなど世界最高レベルのレースで数々の勝利を挙げている。キング・リュウが築いたジャイアント王国は、自転車界の頂点を極めている。

82歳と高齢ながらロードバイクをさっそうと乗りこなし…

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