タイのアユタヤにある遺跡を歩く中国人観光客(中国新聞社)【拡大】
中国人が渡航する際、入国時の査証(ビザ)免除や(渡航前のビザ取得が不要となる)到着ビザを認める国・地域が拡大し、そうした地域への旅行者が増えている。オンライン旅行サイト、携程旅行網がこのほど発表した「中国旅行者ビザ免除および到着ビザの旅行報告(2014年)」によると、今夏、中国からビザなし旅行が可能な人気地域トップ10の8割はアジアが占め、半数は島嶼(とうしょ)地域だった。
報告は、ビザ免除国などが増加▽発給手続きが簡素化▽旅行会社によるビザ取得代行サービスの価格低下▽インターネットや携帯電話での手続きの利便性向上-といった理由により、ビザ取得のハードルは以前に比べ低くなったと指摘。
その上で「海外旅行者は今後さらに増加し、特に個人旅行の需要が拡大する。中国本土からの(香港、マカオを含む)海外旅行者数は今年、延べ1億人を超え、そのうち個人旅行者は7000万人を超える」と予測する。