27日からRCEP事務レベル会合 TPP絶望でアジア標準も (3/3ページ)

 日本は「安易な妥協はしない」(経済官庁幹部)と自由化の水準にこだわる。

 中国主導の枠組みにのみ込まれないため、域内で発言力が強いASEANなどと共闘体制を組み、交渉を牽引(けんいん)する必要がありそうだ。(田辺裕晶)

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 ■RCEP交渉の焦点

 ・関税

  中国やインドは農産品などの大幅引き下げに慎重。日本は高いレベルの自由化  を目指す

 ・貿易ルール

  中国などが知的財産の保護や国有企業の優遇禁止に抵抗

 ・合意時期

  ASEANは創設50周年の今年中に大筋合意を目指す。日本は安易な妥結に  慎重

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【用語解説】東アジア地域包括的経済連携(RCEP)

 日本や東南アジア諸国連合(ASEAN)、中国、韓国、インドのほか、オーストラリア、ニュージーランドの16カ国による経済連携協定(EPA)。広い枠組みで自由化を進め、域内の経済成長につなげる狙いがある。実現すれば、世界の国内総生産(GDP)の約3割、人口の約半数を占める巨大な経済圏となる。