25日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は6営業日続伸し、前日比70・53ドル高の2万1082・95ドルで取引を終えた。家電量販店大手ベスト・バイの発表した決算内容が市場予想を上回り、小売業の先行き懸念が後退。幅広い銘柄に買いが波及した。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は42・24ポイント高の6205・26、幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数は10・68ポイント高の2415・07といずれも終値の過去最高値を更新した。
今月中旬に米百貨店各社が低調な決算を発表したことをきっかけに、小売業の不振が懸念されていたが、これが和らいだ。前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、利上げを慎重に進める姿勢が示されたと受け止められたことも、引き続き相場を支えた。(共同)