トランプ米大統領のパリ協定離脱に関する演説のポイントは次の通り。
一、米国と市民を守る重大な義務を果たすためパリ協定から離脱する。
一、協定は他国に利益をもたらし、米国の労働者に不利益を強いる。
一、今日限りで、協定がわが国に課す目標の全ての履行や財政負担をやめる。
一、途上国の温暖化対策支援もやめる。支援により米国の富が持ち出されている。
一、他国が米国に協定残留を求めるのは、自国を経済的に優位に立たせるためだ。
一、米国にとって公正な協定に変えた上で再加入するか、新しい枠組みをつくる交渉を始める。
一、中国の温室効果ガスの排出増やインドの石炭生産増加は認められており、非常に不公平だ。
一、協定にとどまれば米国には巨額のコストが生じる。(共同)