119番通報の同時通訳が2割の消防本部で導入 総務省が公表 訪日外国人らも安心して滞在を

東京消防庁が公開した、外国人観光客の119番通報に通訳を介して対応する訓練=3日午後
東京消防庁が公開した、外国人観光客の119番通報に通訳を介して対応する訓練=3日午後【拡大】

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 総務省は7日、外国語による119番通報に関して、6月末までに全体の22%に相当する161の消防本部で三者間同時通訳が導入されたと発表した。訪日外国人らに安心して日本に滞在してもらえるように、災害情報の伝達や、消防サービスの提供についての環境整備を進める「情報難民ゼロプロジェクト」の一環。

 外国語による通報に対して、「電話通訳センター」との三者間通話で対応。主要外国語に関しては24時間、通訳が可能という。

 奈良、和歌山などの5県では県全域で、東京消防庁にも今月1日から導入。同省は平成32年までに導入率100%を目指している。

 また、高市早苗総務相は同日の閣議後会見で、視覚、聴覚、言語に障害を持つ人に関しても、同プロジェクトの対象とする方針を示した。スマートフォンアプリにより、音声を使わない緊急通報を可能にするシステムなどの早期整備を目指す。

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